ダイエット<食事編①>
こんにちは!
理学療法士の早川です^_^
ダイエットと聞いて、皆さんが思い浮かべるものは何ですか?
「〇〇を食べない。」
「〇〇をやめる。」
このようにある一定期間だけ何かを制限するものは
本当のダイエットとは言えません。
ダイエットとは「食事制限」ではなく「食事管理」、
すなわち「正しい食生活を習慣にすること」です。
ある一定期間だけの取り組みではなく、
生涯を通じてずっと続けられる健康的な生活習慣が
本当のダイエットになります。
目次
1.ダイエットの基本は「ロカボ&ファットアダプト」
「ロカボ」とは、ゆるやかな糖質制限のこと。
糖質は英語でカーボハイドレート(Carbohydrate)、
略してカーボと呼ばれています。
低糖質はローカーボハイドレート(Low Carbohydrate)、
略してローカーボと呼ばれており、
1食の糖質量を7g以下にする極端な糖質制限の考え方です。
「ロカボ」はそのような考え方とは違い、
1食の糖質量を20〜40g、
1日合計で70〜130gの糖質を摂取する、
少しだけ糖質を抑えた食事になります。
実際にはいきなり糖質を130g以下にするのは
なかなか難しいと思いますので、
まずは150g以下に抑えるところから始めると良いと思います。
糖質を減らすと聞くと、
すぐに主食であるご飯を失くそうと思う方が多いのですが、
まず減らすべきは「直接糖」になります。
2.糖質の種類について
糖質には「直接糖」と「間接糖」があります。
①直接糖とは
直接糖は生成された砂糖や上白糖などの
急激に血糖値を上げてしまうものを言います。
お菓子やスイーツ、ジュースを習慣的に摂らないようにします。
特別な時にご褒美として、本当にごくたまに食べる程度にしましょう。
健康のために飲んでいる野菜ジュースはビタミンなどのメリットよりも
糖質が多くてデメリットの方が多いです。
スポーツドリンクもスポーツ選手のような激しい運動時以外は必要ありません。
また、コーヒーや紅茶、料理に入れる砂糖も基本的には使いません。
料理に欲しい甘味はみりんなどで代用します。
お酒は糖質の少ないウィスキーや焼酎などの蒸留酒、
ワインの場合は辛口の白を選びます。
ダイエットにおいてお酒はNGではありませんが、
運動した日はお酒を控えましょう。
アルコールが筋肉の合成を阻害するためです。
普段の水分摂取は水が理想的。
人間の代謝の70%以上は加水分解という水を使った代謝で
1日に必要な水分は体重の30分の1L。
(例:体重60kgの人で2L)
できるだけ質の高い水でしっかり体内の水分を入れ替えて
ウォーターローディングしましょう。
②間接糖とは
間接糖は、糖質だけでなくビタミンやミネラルなどの栄養が豊富で、
分解されながらゆっくり糖質が吸収されるものを言います。
吸収が緩やかである為、血糖値も緩やかに上昇します。
主食である炭水化物は糖質+食物繊維。
極端に減らす必要はなく、
1食20〜40g、1日70〜150kgを
目安にしましょう。
下記のグラフを参考に🔽
(参考:食品別糖質量ハンドブック 江部康二著)
できれば玄米などのGI値が低いものが理想。
3.GI値とは
GI値はグリセミックインデックスと言って
食後血糖値の上昇度を示す指数のこと。
基本的には食物繊維が豊富で、未精製のものがGI値が低くなります。
(例:玄米、そば、緑黄色野菜、キノコ類など)
また、食べる順番を工夫することも血糖値を抑えるのに効果的です。
カーボラストで、主食は最後に食べましょう。
野菜や肉、魚を先に食べていると、炭水化物を先に食べるよりも
血糖値が上がりづらくなります。
朝食は軽めでいいので取りましょう。
まとめ食いや食事の間隔が空きすぎると、
食後の血糖値が高くなり、安定しません。
また、食後に軽く15分程度動く(座らない、寝ない)だけでも
血糖値の上昇を抑える効果があります。
夕食は仕事の問題もありますが、
20時(寝る2時間前)までに食事を済ませることも重要。
内臓を休ませることで消化に使うエネルギーを節約できます。
4.まとめ
いかがでしたか?
健康的な食生活を送るにあたって糖質のコントロールは
とても重要になります。
甘いものや食べ過ぎによる食後の急激な高血糖は
余分な糖質を脂肪に変えて蓄えてしまいます。
余った糖質はタンパク質と結びつき、
老化の原因の一つである細胞の「糖化」を引き起こします。
また、高血糖の後にやってくる血糖値スパイクと呼ばれる
急激な血糖値の低下は眠気、やる気の低下、イライラ、
交感神経の過活動になり心身の不調の原因となります。
ぜひ上手に糖質と付き合い、人生を豊かにしていきましょう!
次回は、ダイエット<食事編②>「脂質について」です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました^_^
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