『体力、足りてますか?』
こんにちは✨
理学療法士の早川です(^ ^)
突然ですが、「体力、足りてますか?」
日常生活を快適に送るためには、やっぱり体力が大切。
今回は「体力」について解説致します!
目次
1.体力とは
体力と一言で言っても様々な考え方があります。
運営しているメディカルフィットネスViProでは
体力の指標としてWBIを最も重要と捉えています。
2.WBIについて
WBIはWeight Bearing Indexの頭文字で、
日本語で言うと、体重支持指数になります。
「自分の体重をどれくらい筋力で支えられているか」
を表しています。
WBI 100は、自分の体重を100%筋力で支えている状態。
「働く」という社会生活を支障なく送るにはWBI 100が必要となります。
100あれば、心身に多少のストレスがかかっても体の不調は出ません。
スポーツ選手になるとWBI 120〜130という数字になります。
激しい競技の中でパフォーマンスを発揮するため、
しっかり体重を支え、コントロールする必要があるからです。
WBI 80〜100は、自分の体重を80%までは筋力で支えられている状態。
ちょっとした油断や生活のストレスなどが積み重なってくると
肩こりや腰痛などが出現する可能性があります。
WBI 60〜80になると、日常生活の限界という基準に。
通勤などで体力の衰えを感じ、慢性的な疲労や心身のストレス状態があります。
当施設にご来店される方のほとんどがこの状態。
WBI 40〜60は、日常生活をしているだけで体にストレスがかかる状態です。
仕事や家事なども手につきません。
WBI 40を下回ると、歩くときに杖が必要になってきます。
体力は高ければ高いほど余裕を持って生活できますが、
WBI 80が健康な日常生活を送る上で
とても重要なラインになります。
WBI 80を下回ると、
骨、関節にかかる負担⬆︎
自律神経の負担⬆︎
心肺機能の負担⬆︎
慢性疼痛のリスク⬆︎
自然治癒力⬇︎
といった問題が起きやすくなります。
慢性的な症状でお困りな方はまずWBI 80を目指しましょう!
3.WBIの計測
WBI について解説してきましたが、実際の数字が気になるところ。
WBIの計測は、大腿四頭筋という太ももの前の筋力を体重で正規化することで測ります。
正確な計測には医療機器が必要ですが、
立ち上がりテストで簡易的に測ることができます。
(立ち上がりテストと体重支持指数WBIの関係↓)
http://www.koko-kara.info/literature/tachiagari-to-WBI.pdf
ぜひトライしてみてください。
図のように、椅子や台などに座り、
反動をつけずに片足で立ち上がります。
立ち上がったら3秒間キープ。
これを様々な高さで行い、より低い位置から立ち上がることができればOK。
この方法はロコモティブシンドロームの検査として、
日本整形外科学会も公式に採用しています。
挑戦する時は、転倒に十分注意して行ってください。
4.体力と自律神経機能の関係
体力は、私達の体を日々調整している
自律神経機能にも密接に関係してきます。
筋肉には遅筋と速筋の2種類があります。
遅筋は力は弱いけれど疲れにくく、
速筋は力は強いけれど疲れやすいという特徴があります。
体力に余裕のある人は日常生活で疲れにくい遅筋を多く動員することができますが、
体力が低い人は日常生活を遅筋だけではカバーできず、
速筋に頼ってしまいます。
速筋というのは本来、激しい運動や緊急時の際に使われるもので
日常生活で多く使われてしまうと良くありません。
疲れやすく、交感神経の働きを優位にしてしまうからです。
交感神経はアクセルの役割を担っていて、
ブレーキである副交感神経とバランスよく活動することが理想です。
アクセルばかりでは自律神経の働きが乱れてしまい、
様々な体調不良の一因となります。
やはり体力をしっかり維持・向上し、余裕を持って生活することが大切です。
5.体力を上げるには
体力、つまりWBIを向上させるには
体重を減らすことと、筋力を上げることです。
体重が多い方は体重、正確には脂肪を減らすだけでWBI はかなり向上します。
減量の際、筋肉量をできるだけ維持し、脂肪だけを減らすことが大切です。
体重が正常な方はトレーニングによって筋力を向上させる必要があります。
筋力を向上させるのにおすすめはスクワットなどのレジスタンストレーニング。
レジスタンストレーニングとは筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行う運動です。
レジスタンス(Resistance)は「抵抗」を意味します。
その中でも自分の体重を利用した自重トレーニングがおすすめ。
スクワットが難しい人は、椅子からの立ち上がりでもOKです。
1セット10-20回を目安に2-3セット行いましょう!
◯メディカルフィットネス ViPro-ヴィプロ-
『ゆるめて、整えて、鍛える。これからを楽しむためのカラダ作り。』
運動が苦手だったり、ケガや病気が心配な方のために作ったフィットネスです。
しばらく体を動かしていなくて、動くとすぐに疲れるといったことはありませんか?
肩こりや腰痛、関節の痛みなどはどうでしょう?
体が硬くて、そもそも運動が苦手だったりしませんか?
「運動は始めたいけど、スポーツジムはちょっと・・・」というあなたへ。
運動が苦手でも、ケガや病気が心配でも大丈夫。
メディカルフィットネスViPro-ヴィプロ-は経験豊富な理学療法士があなたをマンツーマンで徹底サポート。
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<アクセス>
小田急線・千代田線「代々木上原駅」東口より徒歩5分
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